
高度経済成長の頃、文化鍋からごはんをよそう姿は幸せの象徴で、炊きたての一杯は最高のご馳走でした。弊社で1950年代に作った鋳物の「文化鍋」は、「誰でもおいしくごはんが炊ける」と評判を呼び、日本中のお客様に鍋をお届けしたそうです。創業から100年の歴史のなかで、ごはんを炊くのに最高の組み合わせは「軽くて熱回りの良いアルミ」を使い、素材を惜しまず「たっぷりと肉厚」に作り、鍋と蓋の「精密な密閉性能」だと確信しています。
8年前に商品化のプロジェクトがスタートし、3年の歳月を経てようやく試作品が完成いたしました。鍋の厚みや形状にこだわったことで、料理が美味しく作れることはもちろん、圧倒的な使い勝手のよさを実現できたのが「 THE BUNKA」です。累計40万個を突破した弊社の代表作「味わい鍋シリーズ」に継ぐヒット商品になると確信しています。
より改良された最終製品イメージ
ものを大切にすることで、文化も残す
文明は一晩で人の暮らしを変えることもありますが、文化は長い年月をかけて育んでいかなければ育ちません。しかも、消え去る時は一瞬で、あとから惜しんでもなかなか元に戻すことは難しいものです。私たちの鍋は、ただの料理道具としてだけでなく、ご家庭でごはんを作ることの楽しさや、温かい食事の美味しさ、そして大切な人と食卓を囲む幸せな時間を残したいという思いを実現する最良の道具です。
また、弊社は今まで一世代ではなく二世代渡ってお使い頂けるものづくりを目指してきました。「一生モノ」ではなく「二生モノ」として、親から子へと長く愛され続ける鍋になってほしいと願っています。「THE BUNKA」を通して、毎日を楽しく過ごしていただきたいと思います。
会社遠景
ポイント
1. 効率の良い熱伝導率と蓄熱性で省エネ
熱効率のよいアルミ合金の鋳物製なので、お鍋全体がサッと均一に温まります。さらにお鍋の厚みや絶妙なカーブを計算し、鍋内部にたっぷりの蓄熱を実現。保温効果が高く、 余熱により旨味が食材に染み込みます。
2. 適度に重い蓋が生む密閉性が時短の秘密
鋳物にしかできない構造で密閉性能を高く設計。蓋に重みを持たせることで、無理のない圧力が密閉効果を高めます。精密な機械加工により鍋の中の水分がフタと本体の間に「水の膜」を作り、より密閉効果を高め水蒸気を逃がしません。鍋全体に熱が伝わり、調理時間の短縮にも役立ちます。
3. 軽量だから、毎日の料理でも楽ちん
高品質のアルミ鋳物だから、厚みがあるのに鉄やステンレスの約3分の1という軽さ。さらにお鍋の内面には特殊樹脂(フッ素)加工がしてあるので、ノンオイルでも料理がこびりつきません。軽くてさびにくく、洗いやすくて後始末も簡単です。
製品仕様
内径:20cmガスコンロ専用