STOP羽毛ふとん離れ!ふとんメーカーアイワの想い
財務省貿易統計によれば2021年と比較し、2022年4月の羽毛原料の輸入単価は約170%に。このままでは、羽毛ふとんの価格があがり、ますます手に届かない品物になってしまう。フェイクフェザーや化繊ではなく、本物の羽毛ふとんの良さをみなさんに感じてほしい。そこで、企画したのが「アイワのぬくもり」です。
プロジェクト実行者 株式会社アイワ
1976年の設立以来、羽毛ふとん一筋。
大手百貨店や高級ホテルの客室にも採用されるふとんを製造してきました。
側地だけでなく、生地縫製からトレーサビリティを追求した羽毛原料の輸入まで一貫して製造するのが我々のこだわりであり強みです。
価格は下げたい…でも買い叩かない。フェアトレードへの想い
アイワはポーランドの羽毛メーカーPPPP社と直接取引をしています。
その品質の良さは随一で、我々も何度も現地を視察し、パートナーとしての信頼関係を築いてきました。しかし、食肉需要の急増や紛争の影響もあり、PPPP社では満足に羽毛が採取できず、羽毛価格は高騰。低価格の羽毛ふとんをつくりたいという想いの一方、PPPP社に負荷をかけないようにするためにはどうすればよいのかをずっと考えていました。
フェアトレードへの想いを語る実行者 アイワ稲津
野菜やお米と同じように、生産者の顔が見えるふとんを。
「野菜やお米と同じように生産者によって羽毛の品質は大きく変わります。同じポーランド産でも品質はバラバラですから、どこの国の羽毛かではなく、どの生産者の羽毛かで購入していただけるような商品をつくりたいんです」
ダウンパワーの差は技術で埋める。アルミ転写技術であたたかさUP
「アイワのぬくもり」にはポーランド産ホワイトダックダウン85%・フェザー15%を使用。
羽毛だけでも十分高品質。その証明として、高品質な羽毛ふとんに発行される「エクセルゴールドラベル」付きとなっています。
ですが、さらに高級な羽毛ふとんがあるのも事実。
価格が高くなるのはさておき、そのままでは保温性も最高級羽毛ふとんに軍配があがります。
このダウンパワーの差によるあたたかさを埋めるべく採用したのが「アルミ転写技術」。
ふとんの側生地の裏側にアルミ転写プリントを施すことで、
「アイワのぬくもり」は最高級羽毛ふとんと同等のあたたかさになりました。
従来のアルミシートやアルミ蒸着加工の欠点であった、シャカシャカ感やゴワゴワ感を解消し、羽毛ふとん本来の肌当たりや柔らかさを損ねない新しい技術です。
最高級プレミアムゴールドラベルの同社製ふとんと比較しても、遜色のない試験結果に。
※あたたかさはご利用される環境や個人差により異なります。
様々な方に使ってほしいから、価格は驚きのリーズナブル。
今回のプロジェクトの目的は「羽毛ふとん離れ」を食い止めるために、
羽毛ふとんを使うきっかけを生み出すこと。
羽毛業者に負荷をかけず、アルミ転写技術により温かさを補完することで完成した、
最高クラスの温かさの「アイワのぬくもり」はリーズナブルな価格で提供します。
いただいた支援金について
「アイワのぬくもり」の開発にかかった試験費や原料費を補填するのはもちろんのこと、今後の商品開発費用として使用させていただき、羽毛価格上昇による開発の停滞を打破したいと考えております。今回の「アイワのぬくもり」同様、自社ブランド商品開発を強化することで、中間コストを極力減らし、海外のファームに負荷をかけないフェアトレードを維持できると考えております。羽毛も野菜やお米と同じで、生産者によって品質が大きく変わります。ポーランドのPPPP社のようなひたむきに羽毛生産に取り組む企業と、これかも誠実に向き合っていきたいと思います。
スペック