50年を超える最古の熟成酒をついに解禁!老舗酒蔵による渾身の一作「あまてらす」を限定販売!!

『あまてらす』の開発秘話。美味しさの秘訣とは・・・

2022.10.04

皆さまからのご支援により、既に目標金額を達成した岩瀬酒造の渾身の一作『あまてらす』。
既にお手元に届いて、その味わい深さに感動されたユーザーの方も多いと思います。
今回は支援締め切りを2週間後に控え、開発に携わったお三方に集まっていただき、『あまてらす』の開発秘話、その美味しさについて語り尽くしていただきました!

左から岩瀬酒造 代表取締役会長・庄野智紀氏、日本酒プロデューサー・上杉孝久氏、岩瀬酒造 製造責任者 吉原誠氏

- 今日は晴天の取材日和です。岩瀬酒造の印象はいかがですか?

上杉:
最初に来たとき、スタンダードに古い蔵だなと思いました。
ただ、要所要所をすごくキレイにされているので、仕事柄、多くの蔵を見てきたけど、キチンと掃除されているというところに感心しました。

代表銘柄「岩の井」には、米別の純米吟醸のシリーズがあるんですが、それぞれの米の特長がしっかりと出ていて、すごく好感が持てましたね。私の取引先にも一生懸命、宣伝していますよ(笑)
色別のラベルっていうのもいいですよね。若干、ヤボいと言えばヤボいんだけど、それが岩の井さんらしくていいかなという気がします。

― 上杉さんも宣伝したくなる「岩の井」の特長は何でしょうか?

庄野:
岩の井の特長は、やはり水です。仕込み水が硬度240度、日本でも屈指の硬水です。
カッコよく言えば、唯一無二の酒ができるのがウチじゃないかなと。
全員に好かれるお酒だとは思っていないけど、色々なお酒がある中でこういう酒が飲みたい・好きだという人には、とてつもなくハマるお酒なのかなと思います。

吉原:
庄野会長とほぼ同じなんですが(笑)、造り手として違う目線でお伝えすると「酸」ですね。
この酸が、美味しい食べ物をより美味しくしてくれるんじゃないかなと思っています。
また、ずっと飲んでいられる酒でもありますね。冷やしても美味しいですが、温めても美味しくなる酒だと思います。

上杉:
硬水で酒を造るのは大変だと思うんですよね。大体どの蔵も程よい水(軟水)を使っているので、特徴があまり出にくいんです。なので、今は酵母で特徴を出すようになっているんですが、岩の井くらいの硬水だとどんな酵母を使ってもその水が勝つ。そこが面白い。

岩の井の日本酒の旨さは「硬水」にあり!筆者も長く愛飲させていただいています。

― 今回、クラウドファンディングを実施したのは古酒です。岩の井の酒は古酒造りに適しているんでしょうか?

上杉:
熟成をするとき、一番大事なのは「酸」です。その酸がゆりかごになって、長い熟成期間、資質を保てる。
岩の井は古酒を造ろうと思って出している酸ではないと思います。普段、飲んでいる酒をたまたま熟成させたら美味しくなった・・・でもその下地は、岩の井の造りの過程に出てくる酸がすごく良いからこそだと思います。

庄野:
ウチの蔵は暑いときは暑いし、寒いときは寒い。酒にストレスをかけても、岩の井の造りだからか、それに耐えうる酒ができているんです。昔は保存方法を色々と模索していたらしいんですが、今のやり方がちょうどいいストレスがかかって、味の複雑さが出ているのかなと思います。
古酒になると硬水の特徴はわかりにくくなるかもしれませんが、古酒なのにこれだけ酸があって飲みやすいというのは、岩の井の骨格の太い酒だからかなと思います。

吉原:
岩の井の酒って、できたばかりの新酒は熟成が非常に遅いんです。すごくゆっくり熟成していくので、新酒のときの若くて、硬くて、しぶいイメージが、火入れをして熟成をかけていくことで、段々としぶさ、苦味が取れていってまろやかになる。
しかも、他の蔵の場合はそこで甘くなってしまうんですが、岩の井の場合はそこまで甘味が際立たない。これはやっぱり水のおかげだと思っています。

― それでは『あまてらす』を飲んでいきましょう!出来栄えはいかがですか?

上杉:
苦さが消えましたね、キレイに。

庄野:
岩の井の他の古酒と比べると、甘味が独特で、品の良さをすごく感じます。

上杉:
日本酒が持っている本来の甘さ、上品な甘さというのを全面に出して、それでいてしっかり酸があるものをブレンドして、飲み終わった後の戻り香を出すにはどうすればいいのかは随分考えました。
やっぱり戻り香ってすごく大事なので、キレイにす~っとなくなっちゃうと勿体ないと思うんですね(笑)
でも、飲み終わった後は口の中がすごく爽やかになるんですよ。
普通、これだけ味があると1杯飲んで「もういいかな・・・」と思うんだけど、また飲みたくなるし、何か一緒に食べたくなりますよね。

その出来栄えに大変満足の上杉氏。『あまてらす』を飲む手が止まりませんでした。

庄野:
味がしっかりあるのに、後味がラクなんですよね。

上杉:
想像以上にキレますよね。

庄野:
キレますね!度数は16度あるのに、後味がラク。

吉原:
口に含んだ時のやわらかさ、ふわっとくる膨らみのあるやさしい味わい。
でも、最後の方でバシッとキレがくる、すごくドライです。
始めの顔と後の顔が全然印象が違いますよ。
中盤はそれが交差しているというか、すごく面白い酒です。

庄野:
もうお酒がなくなっちゃう(笑)
飲めちゃうんですよ!本当に美味しい!

上杉:
葉巻吸いながらとか、とても美味しそうですよね(笑)

庄野:
食べ物だったら焼き鳥とかはもちろんだけど、地元・御宿の食材なら鮑とにんにくと醤油とバターを合わせてとか・・・感動的に美味しいと思いますよ。
自分で言ってて食べたくて仕方ない(笑)

古酒とのペアリングを熱く語る庄野氏。実はバニラアイスにかけると絶品だとか・・・。

上杉:
今になって思うのは、この古酒の柱は「一段仕込み」かもしれません。
(※一段仕込み:もろみを仕込む際、一般的な三段仕込みと異なり、掛米・米麹・水を一度に投入する方法のこと)
一段仕込みって、他の蔵にはほとんどないんですよ。その酒をどう生かそうかということは、ブレンドの際には一番考えたんですね。
実際に飲んでみると、一段仕込みの個性というのはかなり出ているかなと思います。
割合としては少ないんですけど、これは岩瀬酒造さんにとって宝物かもしれない。

― 最近は多くの老舗蔵も古酒を発信されていますが、その中でもこの『あまてらす』の特長は際立っていると?

上杉:
岩瀬酒造さんは熟成専用の蔵まで持って、同じ条件下で熟成させた古酒を多数持っています。色々なブレンドの仕方によって、古酒のバリエーションがものすごく増える。シングルカスクで出すのもいいと思いますが、ブレンドする楽しみを持てるのが岩瀬酒造さんならではだから、他の蔵からしたらすごくうらやましいと思います。

― 『あまてらす』には、岩の井最古の昭和44年の古酒をブレンドしていることがポイントです。今回、なぜこちらを使用しようと思われたんですか?

庄野:
岩の井の中でも一番古い古酒ではあるんですが、本当のことを言うと、表に出す機会がなかったんです。勿体ないから・・・と言っていたら自分が生きている間に使えないんじゃないかって思っていたので、今回の企画で使ってみようと思ったんです。

上杉:
一升瓶で140万円するんでしょ?それが入っているって話題になりますよね(笑)
日本酒の業界って値段がすごくシビアに見られるけど、ワインだってウイスキーだって熟成酒がとても高い評価をされているわけで、この値付けだけでも感激しちゃいました。
よし、140万円のお酒使っちゃおうって(笑)

吉原:
ここまで古いと、使い方が正直わからないんですよ(笑)

豊富な年代の古酒があることが岩瀬酒造の強み。最古の古酒をブレンドできたことに上杉氏も大変ご満悦でした。

― 上杉さんがブレンドする古酒を選定する際、何種類くらいの古酒から厳選されたんでしょうか?

上杉:
全部!全部試飲して決めました!
岩の井の古酒を全部出してくれたかわからないけど(笑)

庄野:
結構多く・・・20種類くらい出しましたね。

上杉:
最初に全て単体で飲んで、それを自分なりの表現でまとめて、自分のイメージに合うように色々とブレンドしました。
最終的に2種類のブレンドにまとめたんですが、岩の井の古酒は特徴が全て違うので、新酒のブレンドよりは遥かにラクでした。

甘味があるものと、甘味を抑えてより酸を出した辛口のもの、2つを用意して、私の日本酒講座に参加している一般の方々に消費者目線でチェックしてもらったんです。
そうしたら圧倒的に甘味がある方が人気でした。庄野会長だけ辛口の方だったけど(笑)

庄野:
いっぱい飲みたいなと思って(笑)

― では、これが岩の井で造れるブレンド古酒でベストであると?

上杉:
今できるブレンドの中ではベストだと思います!

庄野:
他の岩の井のブレンド古酒とは違うなと思いますね。今までの岩の井だと、甘味を比較的抑えて酸味を出す・・・初めて古酒を飲んで嫌いとなってしまう人がいると思うんです。
それと比べると『あまてらす』はスッと入ってきますし、甘味があって、酸味もあり、岩の井ならではのほんの少しの苦味もあってですね、すごく面白い良い味だなと思います。

吉原:
僕は正直、ブレンドって好きじゃないんですね。シングルカスクの方が好きなんです。
ただ、この酒に限っては色々な複雑味が出てきていて、すごくいいなと思います。
最初はやわらかくてやさしい、最後はドライでキレがある、1つのお酒でいくつもの楽しみを味わえるお酒かなと思います。

ブレンド古酒の良さを体現する『あまてらす』。シングルカスク好きな人にもぜひお試しいただきたい1本だ。

― 『あまてらす』は支援単価が25000円と、一般の消費者からするとちょっと高いと思うかもしれません。

上杉:
岩の井に寝ている酒の質を考えた時には、倍の値付けでもいいかなと思っています。
と言うのも、昨年、知り合いの古酒のコーディネーターが1本あたり20万円超の古酒セットを出したんですね。それがすごく売れたんですよ。古酒というのはそういうマーケットができてきているんです。

庄野:
ウチの古酒は海外の品評会とかに出しても相当な評価をもらっているので、国内でも相当なレベルの古酒だと思っています。
ですので、これでもお求めやすいレベルの古酒かなと思います。
関係者からも「岩の井の方が美味しいよ!」と言ってもらえましたし(笑)


― 既に目標金額をクリアした『あまてらす』ですが、支援いただいた金額はどのように使
われるご予定ですか?

庄野:
今回、『あまてらす』でクラウドファンディングをさせていただいて、より古酒に認知を広めたいと感じました。古酒を飲める場所の開拓、あとは何と合わせて食べると美味しいか・・・今まで古酒とのペアリングって知られていなかったと思うんですね。そういうことを多くの方に知ってもらうための活動をしていきたいし、それが最終的に岩の井を知っていただくことに繋がればいいかなと思っています。

古酒の認知を広げるための活動を語る庄野氏。日本酒文化を盛り上げるためにも、応援しています!!

― クラウドファンディング終了後、『あまてらす』はどんな展開をされる予定ですか?

庄野:
実は・・・まだ決まってはいないんですが、とある空港で取扱いの話があるんですね。
海外の方向けに、免税店で他のお酒が並んでいる中で桐箱に入った古酒があったら・・・ちょっと商売っ気がありますけど、めちゃめちゃ欲をかいています(笑

吉原:
今のうちに造っておいたほうがいいですね(笑)

庄野:
昭和44年のものがなくなっちゃうかもしれないね(笑)

残り0人

【初回発送分/早期購入特典付き】岩の井 オリジナルブレンド熟成古酒「あまてらす」

¥25,000
(税込 / 送料込)
①岩の井 オリジナルブレンド熟成古酒「あまてらす」
アルコール:16% 原材料:水・米・米麹・醸造アルコール 容量:375ml

②古酒ブレンドアロマスプレー

※申込受付期限:8月19日

支援者:45人

リターンの提供方法:配送

お届け予定:8月下旬

残り0人

【9月発送分】岩の井 オリジナルブレンド熟成古酒「あまてらす」

¥25,000
(税込 / 送料込)
アルコール:16% 原材料:水・米・米麹・醸造アルコール 容量:375ml

※申込受付期限:9月19日

支援者:4人

リターンの提供方法:配送

お届け予定:9月下旬

残り 43人

【最終発送分】岩の井 オリジナルブレンド熟成古酒「あまてらす」

¥25,000
(税込 / 送料込)
アルコール:16% 原材料:水・米・米麹・醸造アルコール 容量:375ml

※申込受付期限:10月19日

支援者:7人

リターンの提供方法:配送

お届け予定:10月下旬