革を愛する人へ。
悪魔的ウォレット【DEVIL】未発表モデル
「REDMOON」創始者が辿り着いた無縫の革財布
革製品一筋30年。経年変化(エイジング)の提唱者【REDMOON】
レッドムーンは、1993 年に創始者 後藤惠一郎により生み出されたトータルレザーファッションブランド。
人類が衣服として原始から身に着けてきた、もっとも身近な存在『革』。
そのマテリアルを最大限に生かしつつ、機能性と高いデザイン性を付加し作品にまで昇華するレッドムーンのコンセプトは『進化するベーシック』。
かつてファッションの脇役でしかなかった革財布を「レザーウォレット」のネーミングで世に送り出し、オリジナルの「サドルレザー」とともに、 経年変化 ( エイジング ) の付加価値を提唱することで、魅せるウォレットとして主役の座にまで押し上げた。
『持つ人がこだわれるモノ』造りの実践のため、アイテムは一つ一つ職人の手によって仕立てられるアトリエメイド。
『あたらしくて・面白い・レッドムーンらしい』商品開発のため、その創作意欲はとどまることを知らない。
後藤惠一郎プロフィール
1953年 神奈川県生まれ
1970年代に渡米しネイティブアメリカンのスピリッツに魅せられる。帰国後、日本ではまだ浸透していなかったレザークラフトを広めるために自らが製作した作品を販売する店を経営するも3年で撤退。その後様々な業界を渡り歩くも全てを失い、39歳で再度レザークラフトの道に舞い戻る。容姿や流行への拘りを払い落とし、本当にいいモノを造ろうと、資本金わずか15万円でレッドムーン・デザイン&カンパニー(当時の会社名)を設立。その後はレッドムーンの原点「HR-01」をはじめ、様々な商品のデザイン・企画を手掛けると同時に、将来のプロビルダー(職人)となる若い人材の育成に力を注いでいる。
今もなお、モノ造りを通じて革と人に正直に向き合い、ユーザー(ファン)と共にレッドムーンを築いている。
後藤は語る。現代はレザーウォレットにとっての世紀末
「キャッシュレス、ミニマリズム…昨今の消費動向を鑑みれば、絶対的な必要性が無いものには金輪際、金は費わないという不文律が成立しちゃうんだ」
重厚感のある革、異彩を放つコンチョ。いわば男のロマン。機能偏重のトレンドにあわせればそれは「無駄」「無意味」にもなりかねないと語る後藤。
「とても怖い話だ」と素直に発するその言葉は、現状に対する冷静な自覚にほかならない。
REDMOONにとってのデカダンス
後藤はそれでも作品を生み出すのを止めない。
「デカダンス」※だと皮肉めいた表現をしながらポケットから出したのが、この「DEVIL」だった。
構想18年。変化、淘汰を繰り返し辿り着いたカタチ。
「一番のお気に入りで、私物として愛用しているんだ」
「世紀末に生まれたから、”DEVIL”ね」
※デカダンス=衰退、破滅に向かう過程の病的で享楽主義的な風潮をさすことば
革との対話の極致=無縫の「DEVIL」
「DEVIL」は縫わない。コンセプトは「シームレス(無縫)」。
経年変化(エイジング)の提唱者が辿り着いた革の魅力の引き出し方の極致が、無裁縫の設計だ。
傷の少ない美麗な一繋ぎの革を折り紙のように折り合わせていく。
紙幣、コイン、カード、必需となる収納機能を一つも落とすことなく「革が財布になる」。
れっきとした財布なのに、革そのものを感じざるを得ない。
一方で革そのものなのに、不便さを感じない。
革の柔軟性のおかげで、紙幣もコインもカードも収納力は抜群である。
まさに「天衣無縫」と「職人の技巧」の二律背反である。
実用新案(第3180002号)取得
REDMOONこだわりのサドルレザー
「DEVIL」には大量生産が難しいオリジナルの「サドルレザー」を使用。
そのレザーを生み出すのは1968年創業、兵庫県姫路市の老舗製革所である。
レッドムーンブランドで使用しているサドルレザーは厚みがある。ギン面の質が良いステアハイドを仕入れ、手間と時間を惜しまずに植物タンニン溶液の入ったピット槽でじっくりと鞣す。ただのヌメ革ではなく強度を高めるために加脂による「多脂革」として鞣された革は、重圧でしなやか、強靭でありながら繊細な風合いを持ち、レッドムーンが誇るシンプルなデザインを活かす最良の素材となる。
さらに「DEVIL」は、その上質な革の半裁の一枚から型を丸ごと抜き出す。
別個のパーツを抜き出し、それを縫製によって組み合わせる通常の革財布の製作工程とは異なり、
革本来のポテンシャルを最大限に味わえる、まさに「革好きのため」の贅沢仕様なのだ。
こだわりは細部に宿る。
毛羽立つ革の裁断面は職人の手仕事によって艶が出るまで磨く。
このひと手間が滑らかな手触りを生み出し、商品の仕上がりを左右するのだ。
経年変化(エイジング)の魅力
経年変化という概念を浸透させたレッドムーン。
サドルレザーは使えば使うほど色艶と気品を備え、使い方や時間によって味わいを変えていく。
一枚革から生み出された「DEVIL」はムラも少なく、上質なエイジングを楽しめる。
メンテナンスを最高に楽しめる財布
縫製による糸のほつれなどもなく、縁も折れ目の谷の部分になるからこそ、耐久性は群を抜いている。
長く愛用できるからこそ、「革を育てる」楽しみも増す。
メンテナンスに重要なブラッシングやオイル塗布も、一枚の革の形状に戻せるからこそ隅々までムラなく施せる。
一枚革の手入れはまさに「革との対話」。補修の域を超え、それ自体がエンタテインメントになり得る。
「しっかりメンテナンスすれば、死ぬまで使えるよ」と後藤は自信満々に語る。
創始者 後藤惠一郎愛用モデル
今回のリターンとして用意させていただいたのは、
レッドムーン創始者の後藤惠一郎が実際に愛用している私物を製品化した未発表モデル。
後藤本人が自分好みの使い勝手を追求し、開閉部にストラップを取り付けた、カスタムメイドである。
自らが愛用しながらモニタリングした「お墨付き」だ。
「とにかく俺が一番気に入っているモデルだからさ」
革を愛し、革財布を作り続けてきた男の究極の自己満足をぜひ体感してほしい。
※後藤はブラックを使用しています。
遊び心満載のデビルフェイスモデル(エンボス)も用意
エイジングの風合いをより複雑なものにする模様が刻まれたモデルは、
一枚革の状態に戻すと悪魔の顔に。
「DEVIL」のギミックを気に入った方におすすめのデザインだ。
プロジェクト実施への想い
より多くの方に日本が誇る技術の結晶でもある革とデザインを堪能していただきたい。
誰よりも革に触れてきたレッドムーン創始者が愛するこの作品をぜひ体感し、レザーウォレットの真髄に触れていただきたい。
そういう想いでプロジェクトを立ち上げました。
早期支援者には名入れサービス
各色先着50名様と2点セットの支援者には、後藤による手書きの名入れをサービス。
詳細はリターン欄をあわせてご確認ください。
◆スベック
<未発表モデル>
素材:レッドムーンオリジナル・サドルレザー(牛革)、真鍮
製造:日本
サイズ:W100×H100×D2.5-30mm
※革の個体差により厚みには若干の誤差があります。
<エンボス>
素材:レッドムーンオリジナル・サドルレザー(牛革)
製造:日本
サイズ:W100×H100×D2.5-30mm
※革の個体差により厚みには若干の誤差があります。
※製品には天然素材を使用しております。素材の持つ自然の風合いを最大限に生かす為に表面への加工を施さない素上げ仕上げによる皮革を使用しています。
本製品は革本来の特性を重視し、もっともリスクの高い一枚革を贅沢に使用しています。これにより革表面の天然(ナチュラル)な模様や古傷(治り傷)、血筋、シミ等が付いてきてしまう場合がありますが、製品使用上の強度等には全く問題が無い為、そのまま製品化しております。